Contents
はじめに
こんにちは
camp gear tokyoです。
久しぶりに看護師としてのブログです。
看護師は経験年数がたつと後輩へ教えることがありますが
学術的に指導を学んでいる看護師は少なく
指導のコツがわからずに悩むことが多くあります。
そこで、看護師の経験が15年あり、ICLS、JPTECやJNTECのインストラクターも経験し
教育委員も経験している私ができることして
知識などノンテクニカルスキルをここで共有して多くの人にみていただきたい
と思いますのでブログに書かせていただきます。
👇私の他の看護師、ノンテクニカルスキルに関するブログ👇
👉発達障害をもつ新人看護師の指導①発達障害をもつ看護師の現状
👉発達障害をもつ新人看護師の指導⑤発達障害に気づく、気づいてもらう方法
私個人の意見にならないように参考図書として
政岡祐輝氏、池辺 諒氏著書の
OJTで使える!臨床での指導に必要な「教え方」のスキル13
を参考に私の経験を織り混ぜて書かせていただきます。
参考図書
|
看護師は教える役割を避けられない
看護師は2~3年目になると少しづつではありますが「教える」業務を行います。
当然ですよね。
2年目になると先輩になるわけですから何かしらの指導をすることになります。
何が問題なのか?
医療業界は進歩しています。
日々進歩している状況で、昨日まで当たり前だったことが
今日になって当たり前ではなくなる事も珍しいことではありません。
つまり看護に必要な情報は爆発的に増えています。
看護の基礎看護学習は時代の変化へついていけるほど進歩していない現状があります。
そのため、学校で教わったことがそのまま応用できるほど内容は充実したものではありません。
またコロナの状況もあり、病院実習時間も少なくなっているので
対患者から学ぶ学習の低下があります。
そのため、入職してから多くの事を学ぶことになります。
また看護師は転勤や異動の際には、今までの常識が通じない
なんてことは往々にしてあることです。
そのような日常業務の中で
「教える」ことを誰かがしていかないと医療の進歩についてはいけません。
教える技術
ひと昔前は「教える」というよりは
学習者が「教わる」ものであったように思います。
先輩の背中をみて教わるような学習も多かったと思いますが
現代は必要なことは「教える」のが当たり前になっているのです。
しかも、私たちの現場は忙しく複雑なのです。
だからOJTと言われる、普段の仕事の中で教育を行うことがほとんどです。
しかし、看護師の中で「教え方」を専門的・体系的に教育を受けた人はほとんどいません。
そこに指導の難しさがあるのです。教える事を教えてもらった経験がないから
教えることができない、もしくは苦手だと感じている指導者の方も多いのです。
しかし、「教える」ことは特別な人しかできない特別な技術ではありません。
特別ではない誰でも気を付けたり身に付けるだけで効果的な指導が行えます。
そんな技術をこのブログでシリーズ化して紹介できればいいなと思っています。
人材育成方法
人材育成方法は3つに分けられます
- OJT:(On the Job Training)現場における教育・指導
新人や若手が、上司や先輩の指導を受けながら、実務を通して必要な知識やスキルなどを習得する事目指す事⇒学習効率70% - Off-JT(Off the Job Training)業務外の教育
業務から完全に切り離して、行う研修などの事⇒学習効率20% - SD(Self Development)自己啓発
自己にて自らの意思で行う能力開発の事⇒学習効率10%
上記のように分けられ、学習効率はOJTが一番高いといわれています。
当然ですよね。仕事で使う技術や知識なので仕事中に学習する方が身に付きやすいといえます。
また成人教育の特徴として子供の教育と比較して、
実際に使う内容を学習しやすいという特徴があります。
子供のころはいつ使うかわからない数学の公式などでも疑問を覚えずに丸暗記できましたが
成人になると使わないものを覚えるのは比較的難しくなっているといわれています。
いかにOJTが大事なのかがわかりますよね。
次回からは指導者に大事なスキルを紹介したいと思います。
まとめ
今回はなぜ看護師の指導者に対する教育が必要なのかを紹介しました。
このシリーズの次回からは具体的な指導者の大事なスキルなどを紹介させていただきます。
感想やコメントがいただけたら幸いです。
続きのブログ
👉臨床で指導に必要な「教え方」の技術②-円滑なコミュニケーション-
|